奨学生懇談会2022

奨学生懇談会は、当会の奨学生が一同に集まってお互いの学生生活等について語り合い、人生の大先輩である役員の方々や若手会員の皆様と親しく懇談いただき、今後の学生生活ひいては将来の実社会生活に役立つことを目的として、開催する年一回の当会最大の行事です。

懇談会

開催日
令和4年7月3日(日)
会場
スクワール麹町(東京都千代田区)
対象
奨学生、奨学生のOB・OGおよび樫の若木賞受賞者

新型コロナウイルスの拡大状況を注視しつつ、首都圏以外の奨学生にはオンラインで参加して頂くなど、集会人数を制限しての開催となった昨年に対し、今年はそのような制限を排し、従来の直接参加型の開催となりました。とはいえ、会場入り口には自動検温器を設置したほか、マスク着用など、新型コロナウイルスへの対策は万全を図りました。
昨年は奨学生、役員、来賓、事務局などあわせての参加者合計が53名でしたが、今回はより大きな会場がいっぱいとなる総勢102名の大盛況となりました。

セミナー

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開催日
令和4年7月2~3日(土・日)
会場
ホテルカデンツァ東京(東京都練馬区)
対象
主に入会3年目の奨学生を中心に

昨年、初の試みとして行った宿泊形式のセミナーを、今年は日程を入れ替え、懇談会の前に開催しました。
対象者は大学3年生以上の奨学生とし、プロの講師によるテーブルマナーやワイン・チーズ講座、キャリア育成やお金に関するセミナーなど、「学校では得難い体験」をして頂くことで奨学生の皆さんの将来を少しでも応援したい、という思いで企画しています。
セミナーの内容は昨年と変わりませんが、二回目ということもあり講師の先生方や事務局も少なからずグレードアップができたのではないかと思っています。
奨学生セミナーは今後も継続して開催してまいりますので、未体験の方の参加をお待ちしています。

参加者の声

大阪体育大学大学院
              スポーツ科学研究科 博士課程
              Yさん

大阪体育大学大学院
スポーツ科学研究科 博士課程
Yさん

(懇談会に参加して)
頑張っているのを評価してくれる
樫の芽会は居心地がいい

勤務先を退職し、大学院入学したのが、30歳。博士論文も大詰めで、ハードな時間を過ごしています。ここに来ればいろいろな分野で夢に向かって挑戦する多くの仲間に会えると、楽しみにしていました。樫の芽会のように学業のみならず、部活やボランティア、趣味などを含めいろいろな経験を積むことを応援してくれる奨学金団体は、少ないように思います。それは、修士時代に貸与された奨学金の一部返還免除をしていただいた時に強く感じました。私の学部時代の学業成績自体は、決して自信をもてるようなものではなかったのですが、大学のチアリーディングで全国大会に出場した点を評価していただいたようです。専門は、ライフスキルで、スポーツを企業研修や人間教育に取り入れ、「生きる力」を育むことを研究している私の考えにぴったり合っていて、ここは居心地がいいところです。

新潟国際情報大学経営情報
        学部情報システム学科4年 Uさん

新潟国際情報大学
経営情報学部
情報システム学科4年
Uさん

(お金の教養セミナーに参加して)
社会人1年目の家計イメージがつかめました

4月から、システムエンジニアとして働き始めます。東京での一人暮らしは初めてなので「家賃をはじめ東京の物価は高いんだろうな。月々の給与でやっていけるかな」と不安でした。社会人の家計管理の考え方について、住居費を始め食事など項目ごとに丁寧な説明があって、生活のイメージが一挙に具体的になりました。「毎月の給与額が決まっている以上、支出を減らすことが大事です」という先生の言葉に頷きつつ、自炊したり、自転車や徒歩を活用してやりくりをすればやっていけそうだな、と自信がもてました。給与には額面と手取りがあるのは、聞いていましたが、その差は「社会保険料や税金の徴収分で引かれるのは2割」と社会人になる前に把握できたのも有難かったです。
夢は、自分の作ったソフトウエアが人々の役に立ち、多くの人の生活を支える一助となること。お金の心配が軽減されたので、夢の実現に専念できそうです。