奨学生懇談会2023

奨学生懇談会は、当会の奨学生が一同に集まってお互いの学生生活等について語り合い、人生の大先輩である役員の方々や若手会員の皆様と親しく懇談いただき、今後の学生生活ひいては将来の実社会生活に役立つことを目的として、開催する年一回の当会最大の行事です。

懇談会

開催日
令和5年7月2日(日)
会場
スクワール麴町(東京都千代田区)
対象
奨学生、奨学生のOB・OGおよび樫の若木賞受賞者

新型コロナウイルスの5類感染症への移行を受け、今回の懇談会では、入場の際の検温や会場内でのマスクの着用も任意とし、コロナ禍以前の状態に戻ることができました。今回は、奨学生56名、OB・OG9名のほか、樫の若木賞受賞者、役員・来賓・事務局を含めると総勢87名の参加となりました。

セミナー

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開催日
令和5年7月1~2日(土・日)
会場
ホテルカデンツァ東京(東京都練馬区)
対象
大学3年生以上の奨学生

宿泊形式のセミナーも、今回で3回目となりました。対象者を大学3年生以上の奨学生とし、プロの講師による和食・洋食のテーブルマナーやキャリア育成、お金に関するセミナーなど、「学校では得難い体験」をして頂くことで奨学生の皆さんの将来を応援したい、という思いで企画しています。奨学生セミナーは今後も継続して開催してまいりますので、未体験の方の参加をお待ちしています。

参加者の声

帝京大学医療技術学部 看護学科3年 Mさん

帝京大学医療技術学部
看護学科3年
Mさん

(奨学生セミナーに参加して)
セミナーで就職後の看護師像を
具体的にイメージできました

初対面ばかりの人の輪に入っていくのはドキドキしちゃいそうだ、と樫の芽会のイベントになかなか足が向きませんでした。しかし、今回は興味深いセミナーが4つもあると知り、「こんな機会はめったにない!」と思い切って出席しました。初めて口にするフランス料理のフルコースを前にして、隣に座っていた事務局の根本さんに「こういう席って緊張しちゃいます」と本音をもらすと、「そうだよね」という言葉とともに、皆で一緒に頑張ろうというエールをもらったのです。おかげでリラックスできおいしい料理と皆さんとの話を楽しむことができました。
働き方が大凡決まっている看護師はキャリアを考える必要はないと考えていたのですが、希望する小児科に配属されたとして、その後必要な研修を受けて認定看護師を目指すのか。高校時代に英語が大好きで、国際看護師に憧れていたことも今回思い出し、私にもキャリアデザインが必要だと気付きました。8月に長期の現場実習が始まります。夢の実現に向け頑張ります。

東京農業大学 生物産業学部海洋水産学科3年 Yさん

東京農業大学
生物産業学部海洋水産学科3年
Yさん

(洋食のテーブルマナー/ワイン基礎講座に参加して)
贅沢な雰囲気のなかでのフルコースで、
食体験がさらに広がりました

食べるのが大好きで、漁業のことを北海道の網走で学んでいます。ホタテの養殖場や、じゃがいも、玉葱、てんさいの農場でアルバイトをし、食と深くかかわる日々を送っています。本格的なコース料理を食べるのは、初めて。料理が1品1品運ばれてきて、時間をかけて会話を楽しみながら食べるなど何もかもが日常生活とはかけ離れていて、驚きの連続でした。どの料理もとてもおいしかったですが、よっぽど緊張していたのでしょう、付け合わせにあった生の平貝を口にした時に「この味は知っている」と懐かしさを感じた程です。初挑戦した赤ワインは、白ワインと香りも風味も全く異なっているのを実感しました。マナーは、なんとなくでも知っていれば戸惑わずにすむこともわかり、このセミナーで自分の食体験が大きく広がった気がします。入学当時は、コロナ禍でこういった楽しい集まりは皆無だったので、こういった機会を作っていただき有難いです。