懇談会
- 開催日
- 令和6年6月30日(日)
- 会場
- スクワール麴町(東京都千代田区)
- 対象
- 奨学生、奨学生のOB・OGおよび樫の若木賞受賞者
コロナ禍も落ち着きを見せ、今回の懇談会では入場時の検温装置の設置などはなく、以前の懇談会の状態で開催されました。奨学生78名、OB・OGなどを含め、前回より32名増の119名の参加となりました。



奨学生懇談会は、当会の奨学生が一同に集まってお互いの学生生活等について語り合い、人生の大先輩である役員の方々や若手会員の皆様と親しく懇談いただき、今後の学生生活ひいては将来の実社会生活に役立つことを目的として、開催する年一回の当会最大の行事です。
コロナ禍も落ち着きを見せ、今回の懇談会では入場時の検温装置の設置などはなく、以前の懇談会の状態で開催されました。奨学生78名、OB・OGなどを含め、前回より32名増の119名の参加となりました。
「学校では得難い体験」をして頂くことで奨学生の皆さんの将来を応援したい、という趣旨で始まった宿泊形式のセミナーも、今回で4回目となりました。セミナーの内容は、今回もプロの講師による和食・洋食のテーブルマナーやキャリア育成、お金に関するセミナーなどです。対象者を大学3年生以上の奨学生となっていますが、未体験の方の参加をお待ちしています。
立命館大学
生命科学部生物工学科4年
Iさん
(奨学生セミナーに参加して)
希望が叶わない時こそキャリア形成のチャンス!
につなげたい
昨年、就職活動をして気づいたのは、会社から指示されたことをこなすだけでは不十分で、自分の“希望”を掲げて、キャリアを磨き、できることを明確にする。経験を武器に自分を売り込み、転職も視野に入れキャリアアップする時代に突入したことです。職場でやりたいことを訴えていく風潮を強く感じながらも、内定先での私の希望配属先の採用者数は非常に限られ、希望が通るのは望み薄。そのことが引っかかっていました。
須賀先生から「思いとは異なる状況が生じた時は、自分の可能性を広げる『転機』と積極的に捉えてキャリア形成につなげていく」「変化の激しい時代においては、キャリアを形成するのは圧倒的に偶然の出来事」と聞き、自分なりの答えを見つけました。入社後、目の前のことを懸命に取り組み、力を蓄える。一方で、自分の希望は訴え続ける。大好きな生物学に携わる仕事に就く夢の実現は、先かもしれない。でも、私はあきらめません。
北陸先端科学技術大学院大学
先端科学技術研究科1年
Sさん
(洋食のテーブルマナー/ワイン基礎講座に参加して)
おいしい料理とワイン、
異文化体験をともに楽しみました
通っている大学院は、中国やベトナムなどアジアからの留学生が多く、学食では各国の食習慣やマナーを垣間見ることができます。自分は「絶対にしない」という食べ方を目にしたので、マナーについて調べてみました。すると日本人が音を立て蕎麦やラーメンをすするのは他国の人には無作法に映るようで、マナーは国によって異なることを知りました。島国に住む私たちの常識や習慣、文化は世界的にみると、かなり独特なのかもしれません。
留学を希望しているので、自分たちとは異なる国の人たちの文化や捉え方を知る必要に迫られる日がいずれ来るはずです。マナーを意識してフルコースを食べるのが初めてだった私にとって、この講座はちょっとしたフランス文化体験でした。留学したら、想定外のことの連続かもしれません。しかし、セミナーでもそうだったように、“意外なこと”“戸惑うこと”も、それはそれで好奇心を武器に楽しめそうです。